Munajot ムナジョート フェルガナスタイル
連日の更新が続いています(笑)、そのうちピタッと静かになります。
今日はウズベクダンスの代表的な古典舞踊作品「ムナジョート」をご紹介します。
R.karimovaという人の「ダンスアンサンブル バホール」という著作によると、ウズベク舞踊は、大衆舞踊と古典舞踊に大別されます。
そして同じく古典舞踊の名作とされる「タナヴァール」が舞踊詩と呼ばれるのに対して、「ムナジョート」はダンスモノローグと呼ばれます。
モノローグといわれるぐらいですから、この作品はリリカルな夢見る乙女の心情を描いています。
悲しい恋をしている乙女が、夢の中で恋人にめぐり会えて歓喜し、しかしそれが夢だとわかると、悲しみのあまり短剣を自らの胸に刺して終わる悲劇的な結末!よくありそうな、しかしラジカルなストーリーです(笑)
しかしメドレセなどでのダンスショーでは、結末はソフトにされ、ダンサーは明るい顔で演技を終える(笑)。悲しい雰囲気はあそこではセーブされます。
主としてヨーロッパからの団体観光客の前でははじける彼女たちも、劇場のステージでは悲劇のヒロインを演じます(笑)