top of page
新しい記事

ダンス情報のオアシス

いまやすっかり普及したダンス、さまざまなジャンルで多くの人たちが楽しんでいますね。

ダンスに関する情報もあふれていますが、そんななかでこのページではできるだけ本質的なもの、いつの時代にも変わらずたいせつなものについて話していければと思います。

で、まずはシルクロードダンスアンサンブルの中心的なレパートリーであるウズベクダンスから。

あ、ばあいによっては国名であるウズベキスタンを使ってウズベキスタンダンスということもあります。Tokyo Life(東京の暮らし)とかの固有名詞の形容詞的な用法ということで(笑)。まあウズベクと聞いてもなじみのない人が多いし、まだサッカーなどで耳に入るウズベキスタンという国名のほうがわかりやすいのではないかなと思いますし。先日テレビの番組の中で言ってましたが、なにせ日本人の99%が一生訪れない国だそうですから。

そのウズベキスタンの踊りは多くの日本人にとってはなじみはないけど、一度ご覧になればなぜかとても懐かしさを覚える踊りではないでしょうか。シルクロードを通って地下水脈のように日本人の心に染み込んでいるものがあるのかもしれませんね。

そういえば唐の長安の酒場で、留学中の空海がターンの多いこの系統のダンスを見たそうですね。胡旋舞(西域の旋回舞踊)といわれています。エキゾチックな美人ダンサーたちがさまざまな種類のダイナミックなターンを繊細な腕、手の動きに織り交ぜて踊るさまに、さしもの弘法大師様もうっとりされたに違いありません(笑)。

さらにその昔に玄奘三蔵法師が今のタシュケント(ウズベキスタンの首都)あたりに滞在していたそうですが、国王の宴席でこの踊りの源流をご覧になったのではないかと想像してしまいます。

…そんなわけで次回からウズベキスタンのダンスについて話します。

アーカイブ
タ  グ
bottom of page